東海大学は大手メーカーなどと共同で開発を進めていたソーラーカー「Tokai Challenger(東海チャレンジャー)」の2017年版を公開した。10月にオーストラリアで開催する世界最高峰のソーラーカーレースに、学生主体の「東海大学ソーラーカーチーム」がこの車両で出場する。これまでの双胴型から単胴型に変えることで横風による空気抵抗を30%削減した。主要部品のほとんどを日本メーカーが供給しており、レースを通じて日本の環境技術を海外にアピールする。

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 車両の開発には学生のほか、パナソニック東レブリヂストンも参加。パナソニックが提供した太陽電池セルは現在、研究開発段階のもので発電効率を24.1%に高めた。車体は東レ炭素繊維中間基材「プリプレグ」を活用。成型に当たっては子会社の東レカーボンマジック(滋賀県米原市)の工場で学生と同社の技術者が一緒に取り組んだ。タイヤはブリヂストン製のパンクしにくいレース用が使われている。他にもさまざまなメーカーが部品を供給、約40の企業や団体がチームを支える。

 山田清志学長は「パナソニックブリヂストン東レから心強い支援をいただいた。今年は建学75周年。それを祝うにふさわしい結果をレースで出してほしい」とチームを激励した。

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 オーストラリアでのレース「2017ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」は、同国北部のダーウィンから南部のアデレードまで約3000キロを走破する。世界22カ国・地域の43チームが参加。日本からは東海大学の他に工学院大学名古屋工業大学呉港高等学校広島県呉市)のチームが出場する。